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大手印刷会社と、佐賀県・唐津市・玄海町がコスメ分野で連携?

印刷業としては私ども大宅印刷と同じですが、規模は日本最大手となる大日本印刷が、一昨日、地元佐賀県の唐津コスメティック構想というものを推進していくことについて、産業復興連携協定を県と唐津市と玄海町と締結したようです。佐賀新聞のソースはこちら。

 

コスメというと化粧品ですよね。日本最大手の印刷会社がなぜ化粧品?と一瞬目を疑いますよね。

 

どうやら第日本印刷は昨年5月に「一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター」という唐津に事務局を置くセンターに入会していたようです。この社団法人は、産学官連携しながら、コスメ分野のビジネス環境を整備し、人材と技術を集結させて地域の経済活動を活性化させる目的で運営されている模様です。

 

大日本印刷は印刷業といえど、社内に印刷以外のさまざまなリソースを持っており、開発プロジェクトも多岐に渡ります。例えば、住宅などの内装や外装のための材料を作っていたり、電車に乗る時のICカード、スマホの部品やスマホアプリなども作っています。

 

他にも医療や農業についても進出する動きを見せているようで、例えば前述した住宅の内装材などは印刷業をする中で培ってきた技術がおそらくベースになっているかと思いますが、少しずつ手がける分野を増やしたり、今後事業の柱になりそうなものに対しては少しずつ実験的なことも行ったりしながら、次の時代に会社としてフィットしていけるように業態を変化させている気がします。

 

写真やカメラのフィルムメーカーの代名詞でもあった「富士フィルム」が、今では化粧品の分野に進出しているというのはもはや誰もが知るようなことですが、印刷会社もまた化粧品の分野へ、さらには農業の分野へと事業に広がりを見せる動きをこのようなニュースで垣間見ると、大宅印刷もここまでドラスティックではないにしろ、これまでの経験を少しでも活かしながら、お客様へ時代にあった別の付加価値を提供できるような企業へとなれるよう変化すべき時だと考えております。